自ら「ミラクル」と名乗るカップだ。
この記事ではMUNCHKIN(マンチキン)のミラクルカップについて、できるだけ細かくレビューしていこうと思います。
うちの娘のおもちちゃんも、だいたい生後10ヶ月から1歳4ヶ月までの約半年間、マンチキンを使ってきました。
なので、基本的な情報からよくあるレビューの考察、実際の親目線での使用感など、詳しくお話しします。購入の際のご参考にしていただけると嬉しいです!
ちなみに使っているのはハンドル付きの以下のタイプです!
MUNCHKIN(マンチキン)ミラクルカップとは? 基本スペック
トーレニング用のカップの中では特に有名な「ミラクルカップ」。最大の特徴はなんと言っても「中身がこぼれない」ことです。
まずは基本的なスペック。
付属品
- カップ部分(本体)
- 取手付キャップ部分
- バルブ
- フタ
の4つが付属しています。
バルブ(一番上)の全体とキャップ(右下)のパッキン部分のみシリコンで、ほかは全てポリプロピレン(プラスチック)製です。テーブルなどにぶつけると多少傷がつきますが、作りはしっかりしていて非常に丈夫です。
対象年齢は公式では「6ヶ月から」となっています。
食洗機はOK? 消毒は?
食洗機ヘビーユーザーの僕なので、何を買うにもまず「食洗機可かどうか」を見るのですが、この商品は「食洗機可(上段)」と記載されています。
つまりカップ部分(本体)以外は食洗機OKということかと思いますが、試しに全部突っ込んでみたところ、一応問題なく使えています(かれこれ30回以上)。ただ公式では推奨されていないと思いますので、自己責任で。
また消毒方法としては、煮沸はキャップのみNG。電子レンジは全てのパーツNG、薬液は全てOKということです(前述のように、うちでは食洗機に放り込んでいるので未検証です。すみません)。
amazonサクラチェッカー サクラ度0%
我らがサクラチェッカーではサクラ度0%でした(2022/8/3時点)。
amazon上の評価やレビューはある程度信用してよいかと思います。
大きさ
高さはキャップ部分を含めて11cm、取手を入れた横幅は12.5cmと、実は横幅の方がわずかに大きいです。コップの直径は8.6cmとなっており、ペットボトルやアルミ缶と比べると大きいので注意です(350ml缶で6.6cm)。ペットボトルがちょうどすっぽりのホルダーは使用できません。
重さ
重さは137gとなっていますが、実際には飲み物が入った状態で持ちますので、水を入れて計ってみました。
180ml(写真の黒い線まで)水を入れた状態で306g。
これはだいたいキャベツ1/4玉になります(微妙な例えですみません)。
これは生後6ヶ月の赤ちゃんでも、まあ持ち上げられるかなという重さですかね。ちなみに1歳くらいであれば余裕で振り回します笑
溢れないのは本当? その実力は……
そのまま飲めるコップなのに、逆さにしても振り回しても溢れない。
それが「ミラクルカップ」たる所以可と思いますが、果たして本当でしょうか?
結論、まじで溢れません!
キャップがしまっていれば、力いっぱい振り回したとしても一滴も溢れない! これはウリ文句通りですね。
どういう仕組みなの?
ではどうして溢れないのでしょうか?
その秘密はバルブとキャップに空いている穴にありました。
僕は初めてこの商品を見たとき、画像の通り真ん中にある隙間から飲み物が出てくるのかなと思っていたんですが……
実はそうではなくて、飲み物はなんとここから出ます↓。
ぱっと見では密閉されていますが、写真のように押してみて初めて隙間ができる構造になっています。
キャップ側にはたくさん穴が空いており、コップの縁を吸うことで隙間ができ、飲み物を飲めるようになっているわけですね。
じゃあ中央付近の隙間はなんなんだ……と思ったりするのですが、今のところ用途として見出せてはいません。ただのデザインでした。
溢れない安心感は、リビングの平穏を保つ。
こちらを使い始めてから感じたのは、実際に飲み物を溢されることよりも「溢すかもしれない……いや絶対溢す……」みたいにヒヤヒヤしている時間の方がストレスだったなということ。
普通のコップであれば、飲んでいる最中に目を話すなどご法度。
でもミラクルカップなら、カップは渡しっぱなし。飲み干すまでは普通に他のこと(おもちゃの片付けだったり洗い物だったり)ができます。
溢れない安心感は何物にも変えがたい……牛乳臭いタオルをもう洗わなくて済むんだ……。
ちなみに、強く叩きつけたりするとさすがに少し溢れます。衝撃によりキャップ部分とパッキンの隙間が空いてしまうのだと思います。ただそんなときも溢れるのはほんの数滴という感じなので、うちではさっとタオルで拭くだけ。
まあ、今のところ特にストレスには感じていません。
逆にデメリットはある?
ここまで褒めちぎりまくりのMUNCHKIN(マンチキン)ミラクルカップですが、逆にデメリットと感じる部分について触れていきます。
飲むのが難しいというレビュー多数
特殊な構造をしているからか、
- 飲めるようになるまで時間がかかる
- 飲み方がわからず、使うのを嫌がる
というレビューを多く見かけました。
この点についてはそのとおりだと思います。
キャップがついていることで飲み物が見えないので、最初は赤ちゃんも警戒するのかもしれません。
実はうちのおもちちゃんも最初「このケバケバしいピンクの物体はなにものだ」というような反応で……目の前においても無視。
あっ、これは失敗だったか……と当時は思いました。
ただ考えてみると、見知らぬものについて慎重になるのは当たり前だなと。
むしろ大人のように前提知識もない赤ちゃんがすぐに使えると思わないほうがいいな……と考え直しまして、そこからはおもちちゃんの目の前で飲むふりを見せたり、常におもちゃのそばに置いておき、だんだんと日常生活に馴染ませる工夫をしてみました。
しだいに手にとったり口をつけたりするようになり、1歳を迎える頃には写真のようにごくごくできるようにまでなりました。
飲むのに吸う力が必要?
結構強く吸わないと飲み物が出てこない……というようなレビューも見かけましたが、個人的にはさほどという感じです。
ただ「少しずつしか出てこない」というレビューもあり、これは確かにと思いました。構造的に仕方がないかとは思いますが。
結局キャップを外して使う羽目になる問題
子供が「飲みにくい」と感じて嫌がり、結局キャップを外して使う(つまりただのプラスチックコップ……)ことになってしまったというレビューも見かけました。
我が家では今のところ大丈夫ですが、これは確かにありそうだなと思います。
おそらくですが、もともと蓋なしのコップを使っていて、溢れるのが嫌でミラクルカップを購入した場合が要注意かと思います。子供としては「前のほうが良かった!(溢れるけど)」と思うのかも。
哺乳瓶の次にミラクルカップはたぶん無理。ストローマグを挟もう!
今ではミラクルカップがないとご飯の時間が成り立たないくらい必需品ですが、前述したとおり「慣らし期間」が必要な商品だと思います。
生まれながらにしてコップ飲み得意! な子もいるかも知れませんが、我が家では少し時間がかかりました。
そして注意したい点としてもうひとつ。
哺乳瓶を卒業した直後にミラクルカップは、たぶん難易度が高すぎます。
5ヶ月〜8ヶ月頃については、ストローマグがおすすめ。
有名なところだとこのあたりですね。
こちらで難なく飲めるようになってきたら、少しずつミラクルカップも登場させる……という感じがよいと思います!
ちなみにシッピーカップはおもちちゃんも愛用しておりましたので、いずれレビュー記事を書きたいなと思います(普通順序が逆ですね……すみません)。
【結論】とりあえず買っとけ。
デメリットもいくつかありますが、結論、おすすめの商品です!
知り合いに子供が生まれたら住所聞き出して勝手に送りつけるくらいにはおすすめです。
また、ユーズドでも気にならない方はメルカリでもたくさん出品されていましたので、チェックしてみてはいかがでしょうか。
それでは今日はこのへんで。したっけねー!
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